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次なるステップを模索中「子育て中バリキャリ女性」

週1回の料理教室は、セカンドキャリアへの第一歩

小学校低学年以下の子どもを抱える、共働きの30代女性。出産前はバリバリ仕事をこなし、「活動的・行動的に人生を過ごしたい」というアクティブな思考の持ち主です。学びに対する意欲も高く、得た知識や情報を何らかの形で表現し、社会の中で役に立っていたいとの欲求から、自宅で「料理教室」「語学教室」などを開くケースが多く見られます。

C美さん(32歳)
大手出版社で編集者として働いていたC美さん。結婚・出産を機にいったん仕事を離れたものの、もともと活動的なタイプでもあるため専業主婦になることは考えていないようです。とはいえ、子どももまだ手がかかる時期だけに、現在のところは自宅でできる活動に限定。特技のお菓子づくりを中心としたママ友相手の料理教室を、週1回開催しています。
C美さん(32歳)
計画的な運営と明確な目標設定でステップアップを目指す

自分の好きなことで社会との接点をもちたい

C美さんは40代の夫と4歳の息子、2歳の娘と4人暮らし。出産のタイミングで仕事を辞め、今は育児に専念しています。生活はそれなりに充実しているものの、一方で、自分の趣味や特技を活かして社会との接点をもちたいという願望も。そこで、まずは育児に支障がない範囲で、自宅を使ったお菓子づくりと料理の教室をスタートさせることにしました。

差別化や付加価値で、教室の満足度を高める工夫も

教室は週1回。自宅とはいえ教室としての快適性を高めるため、最新式の広いシステムキッチンにリフォームするなどそれなりに設備投資も行っています。また、ほかの料理教室ではあまり扱わない珍しいメニューを心がけたり、生徒に手渡すレシピに食材の保存方法などちょっとした情報を盛り込んだりと、利用者の満足度を高める工夫も。

SNSを活用し、セルフブランディングもぬかりなく

もともとキャリア志向が強く、積極的に社会との接点をもちたいと思っているC美さん。情報を発信するのも好きなタイプで、料理教室のホームページやSNSを通じて新作レシピを毎月公開した結果、じわじわと反響が広がっているようです。現在は友人間に限定している教室も今後は利用者の範囲、開催頻度を拡大していく予定。教室を開くために行ったリフォーム費用はなるべく早く回収したいと考えています。

料理教室を足掛かりに、活動の幅を拡大

「活動的に人生を過ごしたい」「創造的・クリエイティブに生きたい」。そんな思いから、いずれは自宅の枠を超え、アクティブに活動していきたいという願望も。全国各地への出張料理教室やケータリングサービス、編集者としての経験を活かした執筆活動など、子育てがひと段落したタイミングで活動の幅を少しずつ広げていきたいと考えています。
そのためにも今は自宅を拠点に料理教室をやりつつ、マクロビオティックなど幅広いジャンルの知識の習得にも取り組んでいます。また、今後は子育て中のママが子どもと一緒に参加できるクラスなども検討中です。

出産後のセカンドキャリア。C美さんの場合、2人目のお子さんの育児休暇中に構想を練り、会社員として社会復帰するのではなく、まずは自宅を開いた小さな活動からスタートしていくスタイルを選びました。ただし自宅とはいえ、お金をとる以上は利用者の満足度を高めたい。そんな思いが実を結び、売上・利益も堅調なようです。家を開くにあたっては、C美さんのように「なぜ、それをするのか?」「将来どうしていきたいのか?」という目標を定めることが成功のポイントかもしれません。
調査から見えた家を開いている「子育て中バリキャリ女性」の傾向
  • 30歳~34歳の人が多い
  • アクティブかつクリエイティブな生活を志向する人が多い
  • 世の中の動きに関する情報感度が高く、クチコミ情報も積極的に利用。情報発信力、影響力も大きい
  • 「子どもの入学・入園」「結婚」「転居」といったライフステージ変化のタイミングで家を開く人も
  • 毎週ほぼ決まった曜日、時間帯に家を開いている人が多く、比較的規則正しく運営を行えているよう

「子育て中バリキャリ女性」の実例

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    癒やしのオープンガーデン

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情報掲載日/2014年10月29日

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