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開いたスペースとオーナー
東京で長くアパレルの仕事をしていた大畑典子さんが、長野県に転居したのは約2年前。なんでも「とある人物への憧れ」が高じての移住だったという。
「建築家の藤森照信さんです。昔から藤森建築の大ファンで、いつか藤森さんの地元である茅野に住みたいと思っていました」。
自然素材や植物を用いた独創的な建築で知られる藤森氏。茅野周辺には同氏が手がけた3つの作品が点在している。それらの建物にすぐ合いに行ける場所に一軒家を借り、夫とともに移り住んだ。
大畑さんには藤森建築のほかに、もうひとつ夢中になれるものがある。それが「料理」だ。東京にいたころに学んだマクロビオティックの知識を活かし、玄米菜食のメニューを提供する「おいしい家」を自宅で営んでいる。
「毎週水曜と木曜はお弁当、金曜と土曜は自宅の部屋の一部を開放してランチをご提供しています。お店はひとりでやっているので一日3、4組が精いっぱいなんですが、少しでも私のつくった料理を食べていただけるお客様がいるのは本当にうれしいですね」
“根っからのおもてなし好き”という大畑さん。ここへ来てから、ある夢を抱くようになった。
「いつか、藤森さんが設計した建物で旅館をやりたいんです。大好きな建物と大好きな料理でお客様をお迎えできたら最高ですね」
おいしい家は、そんな将来への第一歩。大きな夢を叶えるその日まで、この場所でおもてなしの腕と心を磨き続ける。
3つの和室のうち2つがお客さん用。
団体客の予約が入ったときは和室を間仕切る襖を外し、大部屋として開放することも。
錆びた鉄板を使った味のある看板がお目見えするのは、レストランを開く金曜と土曜のみ
見た目は「古民家」風だが、じつは築36年。
内装は綺麗で間取りも使いやすく、大畑さんにとっては「理想的な住まい」だという。
日当たりのいい廊下で乾燥させたミカンの皮は消臭剤として使用。お金をかけずに暮らすため、さまざまな工夫を凝らしている。
空いてるスペース
施主名 | 大畑典子さん |
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家族構成 | 施主夫婦 |
構想期間 | 1年 |
開いているスペースの面積 | 約130m² |
開いているスペースの% | 約90% |
住所 | 長野県茅野市 |
建物形態 | 一戸建て |
取材・文/榎並紀行<やじろべえ> 撮影/藤本和成 間取図イラスト/tokico
情報掲載日/2013年3月20日
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